最近のテレワークで使う方も多くなってきているようですが、外出先からパソコンを遠隔操作できるのがリモートデスクトップです。
すでに利用されている方も多いとは思いますが、まだ使用したこと無いって方は一度、使ってみてください。
試してみてびっくりするぐらい便利で、しかもスマホやタブレットからも遠隔操作できます。
スマホでパソコンを操作した時なんて世界が広がったような衝撃を受けましたよ。
リモートデスクトップには無料版、有料版などいくつかありますが、その中でもおすすめなのが無料で使用できるGoogle Chromeのリモートデスクトップです。
ちなみに無料ではwindwsにもリモート機能はありますが、こちらは個人仕様のHomeエディションには残念ながらホスト機能が搭載されてないのでリモートデスクトップが使えないんですよね。
その点、ChromeリモートデスクトップはデバイスやOSに関係なくwindowsでもmacでもタブレットでもスマホにも対応しいて導入もめちゃくちゃ簡単ですのでおすすめです。
電車の移動中でも、遠隔地でも、ネット環境さえあれば何処にいようが関係なし、別の場所にあるパソコンを操作してサイト作成や動画編集なんかもできてしまいます。
しかも操作する側のデバイスに負荷がかからないので格安で低スペックなパソコンでも画像処理、大量のファイルコピーなどなど処理に時間がかかるものや容量を使う作業も楽々できてしまうのが凄いところです。
さらにパソコンとパソコンを遠隔操作するだけでなく、スマホからパソコンを遠隔操作でサクサク動かすことができるのでパソコンを持ち歩く必要もなくなります。
またファイルを取り出したいなんて時もgooglドライブを使えば一発で共有出来るすぐれもの。
さらにはパソコンでしか動かせないソフトも使えますし、
有料ライセンスソフトなんかも複数いらなくなりますし、
様々な使い方が広がっていきそうですね。
満員電車やスタバでパソコンを開いてカタカタなんて見てるとリモートを知ってしまった今、可哀想に思えてくるほどです。
リモートデスクトップの設定方法(操作されるデバイス)
ではChromeリモートデスクトップの設定方法をご説明します。
Chromeリモートデスクトップ使用に必要なのはgoogleアカウントとブラウザのChromeだけです。
操作する側とされる側のデバイス両方で同じgoogleアカウントでChromeにログインします。
まず操作される側で以下URLにアクセスして
https://remotedesktop.google.com/access
右下の青いダウンロードボタンをクリックしてChromeリモートデスクトップをダウンロードします。
以下のような別窓が開きますので右上の「Chromeに追加」をクリックします。
さらにポップアップが表示されますので「拡張機能を追加」をクリック。
次にリモートアクセスの設定ページが表示されますので右下の青いボタン「オンにする」をクリックします。
インストール後、PCの名称・PIN設定をします。
名前を入力したら右下の「次へ」
次にPINを入力して右下の「起動」をクリックします。
※このPC名称とPIN設定が外部に流出すると誰もリモート操作されてしまいますので、誰にもバレないように保管しておきましょう。
すると「リモートアクセスの設定」と表示されますので右下の「オンにする」ボタンをクリックして操作される側の設定は終了です。
リモートデスクトップの設定方法(操作するデバイス)
今度は操作する側の設定です。
今回はiphoneを使って説明します。
iphoneにクロームをインストールされてない方は、App storeから「クローム」で検索すると「google chrom」のアプリが出てきますのでインストールして下さい。
インストールが完了したらiphoneでクロームを立ち上げ、上記で設定したgoogleアカウントでログインします。
次に以下URLへアクセスします。
https://remotedesktop.google.com/mobile/
上記矢印の「App storeからダウンロード」をタップすると以下の「google リモートデスクトップ」のアプリ画面に移りますので青い「入手」をタップしてダウンロードして開いて下さい。
すると先程操作される側で設定したPINコード入力の画面が表示されますので、入力して右の青い矢印をタップしてください。
ちなみに「1111」と表示されているのは、先程操作されるパソコンで設定した「PCの名称」になります。
これでiphoneとパソコンの同期は完了です。
以下の様にiphoneの画面上にパソコンのデスクトップが表示されます。
終了する時は表示されている「共有を停止」をタップすればOKです。
※ただし操作される側のデバイスがスリープ状態になっていたり電源が入っていない場合は同期されませんのでご注意ください。
また次回、リモートデスクトップを利用する時はiphoneのホーム画面にリモートデスクトップのアプリが入ってますのでそれをタップすれば同期がすぐできます。
スマホでの操作方法
またパソコンとパソコンでリモートデスクトップする際の操作は問題ないのですが、スマホで操作する際はちょっと慣れが必要です。
例えば画面をスクロールする場合は指2本でスワイプしなければいけないなど、最初は戸惑うかもしれません。
googleで操作方法が紹介されていましたのでご紹介します。
上下にスクロール | 2本の指でスワイプ |
クリックしてドラッグ | 指でドラッグ |
ズーム | 2本の指を置いてその指を広げる |
キーボードを表示 | 3本の指で上にスワイプ |
ツールバー アプリを表示 | 3本の指で下にスワイプ |
マウスを動かす | 画面上でスワイプ |
左クリック | 画面をタップ |
右クリック | 画面を2本の指でタップ |
中央クリック | 画面を3本の指でタップ |
電源設定
あと注意しなければ行けないのが電源設定です。
先程も申しましたが電源が切れたりスリープ状態で電源が落ちるとリモートができなくなります。
ですのでスリープ機能をオフに設定してあげましょう。
お使いのOSがwindows10だったとしたら「windows10 スリープ オフ」で検索して確認ください。
そしてノートパソコンもパタンとデスプレイを閉めると勝手に電源がおちますので、こちらもデスプレイを閉めても電源が落ちないように設定してあげましょう。
お使いのOSがwindows10だったとしたら「windows10 カバーを閉じたときの動作」で検索して確認ください。
ちなみにカバーを閉じたときの動作は「何もしない」を選択すればカバーを閉じても電源が落ちることはありません。
今回は以上です。
またお役立ち情報をお届けします。