最近、動画編集ソフトの需要が急激に伸びています。
まあ、昨今の動画の普及を見れば想像に難くありませんが・・
以前ならクリエイターが使っていた動画編集ソフトが今では誰でも使うものになってきています。
そこで気になる人が多いのが、どれを選べばいいの?という点ですよね。
動画編集ソフトって大体が有料ですから、余計に悩むと思います。
そこで今日は動画編集ソフトの定番、アドビ プレミアプロ
と
最近存在感を増してる動画編集ソフト、フィモーラ
をどちらも使った経験のある筆者が比べてみたいと思います。
実際この2択で悩む人が一定数いるみたいです。
上級者向けと初心者向け
まず皆さんもなんとなくお気づきだと思いますが、この2つを一言で分類するなら、
プレミアプロ →上級者向け
フィモーラ →初心者向け
と言うことができると思います。
とはいえ!
ここ最近ですが、両者、この垣根を少しずつ崩そうとしている感じが見て取れます。
というのもプレミアプロは、昔でこそプロしか使わないソフトでしたが、最近の動画の普及により一般層もターゲットとして無視できなくなってきているわけです。
テレビCMをやってるのが何よりの証拠ですね。
どうにか一般層にも使ってもらおうと、操作性を工夫したり、操作を学べる環境を整えたりしているのです。
なので「初心者はプレミアプロを選ばないほうがいい」とは言い切れない状況です。
一方でフィモーラは、去年あたりか大型アップデートを行い、様々な機能が追加されました。以前よりも複雑な編集ができるようになり、若干ですがプレミアプロに近づいた印象です。
こちらも動画編集をする人が増えたことで、より高度な編集機能が求められ、それに対応したということでしょう。
初心者だからといってフィモーラ一択ではないのですが、やはりまだプレミアプロのほうがとっつきにくいので、これから動画編集を学ぼうという意欲のある方でないと厳しいと思います。
逆にすでに動画編集をしたことのある方、これから動画編集をしっかり学びたい方はフィモーラだと少し物足りなさを覚える可能性があります。
自由度で選ぶなら?
もう一つの両者の特徴として私が感じるのは、
プレミアプロ →複雑だけど自由
フィモーラ →シンプルだけど不自由
プレミアプロは細かい機能が数え切れないほど用意されてます。一生使わないだろうというものもたくさんあります。
映画やテレビなどの第一線でも使われるソフトだから、どんな需要の少ない機能でも網羅していなければいけないからです。
ちなみに映画、シン・エヴァンゲリオンの編集にもプレミアプロが使われていたそうです。それだけ本格的なソフトだということですね。
その代わり、これらの細かい機能を組み合わせたり、強弱を調整したりすれば表現できないものは無いと言ってもいいでしょう。その代わり自分で微調整するスキルが求められます。
フィモーラは、エフェクトのテンプレートがたくさん用意されてます。
例えば、文字がかっこよく表れて消えていく感じとか、おしゃれな映像フィルターとか、爆発するエフェクトとか、
それを選んで動画に追加すれば簡単に高度な編集を加えることができます。
その代わり、予め用意されたテンプレートなので、それを微調整することができません。
爆発をもう少し弱くしたいとか、フィルターの色味をもう少し濃くしたいとか、そういった細かい調整です。
なのでより個性を表現したい場合にはあまり向かないかもしれません。
価格の違い
次の違いは価格です。
プレミアプロ →月額1,848円
フィモーラ →8,980円
(2021年7月時点)
ここもかなり大きな違いです。フィモーラが買い切りなのに対し、プレミアプロは月額制です。
ここでプレミアプロを断念する人も多いのですが、やはり今後どれだけ使っていくつもりかで判断は変わってくると思います。
数ヶ月に一回しか使わないならプレミアプロはコスパが悪いですね。
定期的にYouTubeの投稿をしていくなら充分許容できるコストかなと思います。
ここで、それぞれのソフトに向いている人を見てみましょう。
▼プレミアプロが向いてる人
- パソコン操作好き
- ものづくりが好き
- 編集にこだわりたい
- 本格的に編集を学びたい
- 比較的頻繁に使う予定
▼フィモーラが向いてる人
- パソコン操作苦手
- 手軽にオシャレな動画を作りたい
- 簡単な編集さえできればいい
- 定期的に使う予定がない
最後になりますが、百聞は一見にしかず、購入する前にどちらも使ってみてください。
フィモーラは操作をするだけなら完全無料で使えますし(動画にでかい透かしが入るので実用はできませんが)、プレミアプロは1ヶ月無料(透かしなし)で使えます。
どちらも使ってみて、肌に合う方を選んでみてくださいね。